ヤンマーのCDOが語る「CDOの役割や魅力」とは
Overview
オンラインメディア「CIO」の由来であるCIOやCxOなどの経営層および、ビジネスとIT領域に関心の高いITリーダーズの読者層を対象にCIO.com Japanでは、動画インタビューシリーズの「Leadership Live Japan」を立ち上げました。
当サイトではCIOやCxO、ITリーダーとして活躍されている方々の「現在に至るまでのキャリア、仕事観、やりがい」などにクローズアップし、読者の皆様に「ITリーダーの役割」をお伝えたします。
今回、「Leadership Live Japan」に出演するゲスト、ヤンマーホールディングス株式会社の 取締役 CDO(Chief Digital Officer)、デジタル本部長の奥山博史氏をお迎えし、CDOのキャリアや仕事観、やりがい、魅力などについて語ってもらいました。
奥山氏のCDOとしての仕事観、やりがいとキャリアストーリーは以下の通りです。
もともと化学者を志していた奥山氏は、研究よりもビジネス現場での価値創出に関心を持ち、総合商社からキャリアをスタート。
海外でMBAを取得後、CFOや戦略コンサルタントとして経験を重ねたのち、「長期的な社会貢献」を志してヤンマーに入社しました。
2022年よりCDOとして、デジタル・ITを統括しています。
IT未経験だった同氏がCDOに就いたのは、現場目線からのアプローチに価値を見出したから。
現場で独自に進んでいたRPAや機械学習の取り組みを可視化・支援することで、従業員の“隠れた才能”を引き出し、組織の生産性を高めました。
トップダウンとボトムアップの“サンドイッチ型DX”により、中間層の意識変革にも成功。
CDOとしてのやりがいは、テクノロジーを通じて全社の文化や働き方そのものを変革できる点にあります。
例えば、排水管理を自動化した現場社員の事例など、現実と理想をつなぐ「ぐるぐるモデル(仮説〜評価の高速循環)」を軸に、全社でのデジタル実装を推進。
自身は“苦手領域でも逃げずに挑戦する”ことを信条に、複眼的視点で組織を牽引しています。
奥山氏は、CDOの本質を「人と現実を動かす力」と語ります。
先端技術の知見に加え、現場への共感と巻き込み力をもって、ヤンマーの“進化する組織”づくりに日々挑み続けています。