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オンラインメディア「CIO」の由来であるCIOやCxOなどの経営層および、ビジネスとIT領域に関心の高いITリーダーズの読者層を対象にCIO.com Japanでは、動画インタビューシリーズの「Leadership Live Japan」を立ち上げました。
 
当サイトではCIOやCxO、ITリーダーとして活躍されている方々の「現在に至るまでのキャリア、仕事観、やりがい」などにクローズアップし、読者の皆様に「ITリーダーの役割」をお伝えたします。
 
今回、「Leadership Live Japan」に出演するゲスト、ロート製薬株式会社の執行役員 CIO(Chief Information Officer)の樋口正也氏をお迎えし、CIOのキャリアや仕事観、やりがい、魅力などについて語ってもらいました。
 

樋口氏のCIOとしての仕事観、やりがいとキャリアストーリーは以下の通りです。
 
ロート製薬 執行役員CIOの樋口正也氏は、IBM、LINE、カインズ・ワークマン(現ベイシアグループ)など多様な業界・職種を経て、事業会社におけるCIO/CDOの在り方を体現する希有な存在です。
 
「自分のキャリアは自分で作る」という信念を貫き、16の職種を経験。財務、ソフトウェア開発、AI、クラウド、復興支援など、すべての挑戦が自身の経営視点と実行力を育んできました。
 
CIOの仕事は「デジタルの力で経営を変えること」
 
単なるIT導入ではなく、組織や人の動き方にまで踏み込んで全体最適を推進することにあると樋口氏は語ります。制度改革や人材育成にも注力し、「カルチャーそのものを変える」ことこそがCIOのミッションだとコメント。特にIT部門の役割は、今や“橋渡し”ではなく“変革の主役”へと進化しています。
 
ロート製薬で導入されている「ダブルジョブ制度」は、ITと現場部門が兼務を通じて相互理解を深める仕組み。これによりプロジェクトは“ワンチーム”で動き、現場起点のDXが加速しています。柔軟な働き方と裁量が尊重され、社員が「キャリアを自分で創る」文化が根づいている、と力強いコメント。
 
「技術だけではCxOにはなれない」と語る樋口氏は、ITリーダーに求められるのは“経営視点” x
“伝える力” x “育てる力”の総合力であると強調します。未来を見据え、先端技術と経営をつなぐ想像力と行動力が、CIOに求められます。
 
最後に、樋口氏は若い世代にこう語ります。「こういう道もある」。キャリアの新しいロールモデルとなることで、次世代の可能性を拓きたい——それが、CIOとしての最大のやりがいであり、使命だと自分に言い聞かせ、日々の多忙な業務に精進しています。

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